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ReadyNAS DUOをRaspberry Piのnfsrootにする

はじめに

Raspberry Pi 2 Bを複数台所有しているのですが、microSDが壊れて起動できなくなることが何回かありました。
そこで、ReadyNAS DuoのnfsサーバにRaspberry Piのルートをマウントして運用することを考えました。といってもRaspberry Piを完全なディスクレスクライアントにすることはできませんでした。(Rpi3だとできるような記事もありましたがRpi2は無理なようです)

ReadyNAS Duoの設定

管理コンソールから共有に対しnfsを有効にしてクライアントからのrootアクセスを許可するだけです。
readynas_nfs

Raspberry Piの設定

Raspbianを手順通りにmicroSDに書き込みます。
起動した状態でReadyNASにコピーしようと試みたのですが、うまくいかなかったので別のDebianマシンを使ってReadyNASにコピーしました。(microSDはsdb、ReadyNASサーバのIPアドレスは192.168.1.16です)

#mount /dev/sdb2 /mnt
#mount -t nfs 192.168.1.16:/c/rpi-nfsroot /mnt2
#cd /mnt
#tar cvf - * | tar xf - -C /mnt2
  .
  .
#

次にsdb1にあるファイルを編集します。

変更前(実際は1行)

dwc_otg.lpm_enable=0 console=serial0,115200 console=tty1 root=/dev/mmcblk0p2 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait

変更後(実際は1行)

dwc_otg.lpm_enable=0 console=serial0,115200 console=tty1 root=/dev/nfs rootfstype=nfs nfsroot=192.168.1.16:/c/rpi-nfsroot rw smsc95xx.turbo_mode=N ip=dhcp elevator=deadline rootwait

起動時間を図りました。電源を入れてからログインプロンプトが出るまでの時間です。
microSDからブート:21.7秒
nfsブート:22.3秒
nfsの方が若干かかるようです。

ReadyNAS DUOにadd-onをインストール

SSHとAPTのインストール

ReadyNAS DUOをイントラサーバにするために、まずAdd-onをインストールします。Add-onはNETGEARの配布しているものを使います。こちらで配布されているAdd-onを確認することができます。
インストールするのは
Enable Root SSH アクセスシステムツールボックスのAPT です。
ssh

apt
2つのAdd-onを入れるとDebianで採用されているパッケージマネージャーを使い、配布されているDebian用のパッケージをインストールすることができるようになります。

ただし、SSHをインストールするとソフトウェアのサポートが受けられなくなります。(ハードウェアはOK)

bind,dhcp3-server,tftp-hpaのインストール

aptを使って上記3つのインストールを行い、起動してみましたが、クライアントがdhcpでIPを取ってくるのに結構時間がかかることがわかりました。そこで、方針を変更します。
ReadyNAS 104を上記3つのサーバーにすることにします。

ReadyNASをイントラサーバにする

長いことReadyNAS DUOをストレージとして使用してきましたが、ReadyNAS 104が安かったので思わず買ってしまいました。
そこでストレージを新しいReadyNAS 104にしてReadyNAS DUOは別の用途に使うことにしました。

  1. イントラサーバ更新
    現在、自宅ではWebサーバ、メールサーバをインターネットで公開し、自宅サーバに届いたメールをWebメーラーで読めるようにしてあります。また、DNSサーバ、DHCPサーバもこのサーバでサービスしています。さらにcactiをインストールしてトラフィックの監視も行っています。このサーバのOSはFreeBSD 6で、アップデートをサボってきました。セキュリティの問題もあるので、この際一気に自宅サーバの構成を変えることにしました。
  2. 旧サーバの構成
    HDDは数が増えるほど管理が大変になります。今までのイントラサーバの構成では同じ構成のメインとバックアップのマシンを用意し、それぞれでRAIDを構築していました。バックアップのサーバはUSBでブートさせ、メインのデータをrsyncでバックアップしていました。
    メインのサーバが故障したとき、バックアップのサーバのUSBを抜いて起動すれば即時復旧が可能な状態で運用していました。
  3. 新たな構成
    HDDの数は減らしたほうが管理が楽なので、今回はHDDはReadyNASのみとし、そのストレージを使ってイントラーサーバをネットブートして使うことにします。これでHDDの数は半分になります。ただNASが故障すると機能が失われることになります。購入したReadyNAS 104 もあるので、データさえあればReadyNAS 104をnfsサーバに仕立てれば復旧はできると見込んでいます。
    また、同じ構成のマシンが2台あるので、マシンが壊れたとしてもReadyNASの設定ファイルをちょっといじるだけで復旧できそうな気がしています。